歯を失ったときの
治療法について
病気や事故などで歯を失ってしまった時の選択肢には、「インプラント」「入れ歯」「ブリッジ」などがあります。
それぞれの治療方法にメリット・デメリットがありますので、一人ひとりのお口の状態やご希望などに応じて適切な方法を提案させていただきます。
インプラント・入れ歯・ブリッジとの違い
| インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
|---|---|---|---|
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| 咬み心地 | ◯ | △ | ◯ |
| 物詰まり | ✕(なし) | △(少し) | △(少し) |
| 歯を削る量 | ◯(なし) | △(少し) | ✕(多い) |
| 外科手術 | 必要 | 不要 | 不要 |
| ご自身での脱着 | 不要 | 必要 | 不要 |
| 保険・自費 | 自費のみ | 保険・自費 | 保険・自費 |
インプラント

残念ながら歯を抜かなければならなくなった場合、周囲の歯への影響を含めたお口全体のバランスの長期的維持、そして今までのインプラントの実績を考慮し、なかむら歯科では基本的に入れ歯やブリッジよりもインプラントの方が望ましいと考えています。
その観点から考え、現状で不満のない患者様に対しても将来を考え、インプラントの選択肢を提案させていただく場合もあります。
理想的には抜けた歯の数だけインプラントがある方がいいですが、例えばどうしても入れ歯が合わなくて苦労されている方に1本インプラントがあるだけで入れ歯による痛みが大きく解消される場合もあります。
状況はそれぞれの患者様で異なるため、それぞれの患者様の全身およびお口の中の現状を確認し、将来的にどうなるのかといったことも含めて責任感を持って診断します。
メリット
- 入れ歯と違って固定式のため、取り外しのわずらわしさがない
- ブリッジとは違い、土台となる周りの歯を削る必要がなく、残った歯に負担がかかることがない
- 保険の入れ歯のように金具が見える事はなく、見た目が良い
| 料金 | ¥495,000(税込) ※CT撮影・ガイド・インプラント・上部構造含む |
|---|---|
| 治療期間 | 6ヶ月~7ヶ月 |
| 治療回数 | 9~11回 |
インプラントの注意点
- 治療期間が長い
- インプラントを埋め入れる顎の骨のスペースが必要で、骨が薄い場合は骨を増やす外科手術が必要となる
- 全身状態や口腔内の状態によっては、インプラント治療が受けられないことがある
- 保険適用外のため、自費による診療となる
入れ歯

歯を失った際の入れ歯治療では、1本から複数、すべての歯を失った場合にも対応可能です。
比較的短期間のうちに治療を終えやすいことはメリットですが、入れ歯によっては装着時の違和感や、硬い食べ物をうまく噛みにくいなどのデメリットもあります。
保険治療で作製する入れ歯は、費用が安価で修理のしやすさが魅力的ですが、強度を保つために入れ歯に厚みが生まれ、装着時の圧迫感が懸念されます。一方、自費治療であれば、より自然な見た目や装着感の良さ、噛みやすさにこだわった入れ歯の作製が可能です。
入れ歯の比較表
| レジン床義歯 | 金属床義歯 | ノンクラスプ義歯 | |
|---|---|---|---|
| 強度 | △ | ◯ | △ |
| 快適性 | △ | ◯ | ◯ |
| 保険・自費 | 保険のみ | 自費のみ | 自費のみ |
当院で扱う総入れ歯(義歯)の種類
レジン床義歯

少ない費用負担で作製できますし、修理がしやすい利点もあります。
※保険適用になります。
金属床義歯

当院では「チタン床」「金属床」の2種類をご用意しております。チタン床は薄くて軽く、装着時の違和感が少ないのが特徴です。また、金属床は薄いため装着時の違和感が少ないのが特徴です。
メリット
- 軽くて薄くて違和感が少ない
- 発音しやすい
- 温度を感じやすく、食事をおいしく感じられる
| 料金 | チタン床 ¥440,000(税込) 金属床 ¥330,000(税込) |
|---|---|
| 治療期間 | 3ヶ月~4ヶ月 |
| 治療回数 | 5~8回 |
金属床義歯の注意点
- 保険適用外のため、自費による診療となる
- 修理がしにくい
当院で扱う部分入れ歯(義歯)の種類
レジン床義歯

部分床義歯では、お口の中で義歯を維持・安定させるために、どうしても針金のような金具が必要になります。
※保険適用になります。
金属床義歯

部分床義歯では、お口の中で義歯を維持・安定させるために、どうしても針金のような金具が必要になります。
メリット
- 厚みが少ない分、違和感が少ない
- 発音しやすい
- 温度を感じやすく、食事をおいしく感じられる
| 料金 | チタン床 ¥385,000(税込) 金属床 ¥198,000(税込)~¥308,000(税込) |
|---|---|
| 治療期間 | 1ヶ月~2ヶ月 |
| 治療回数 | 3~4回 |
金属床部分義歯(部分義歯)の注意点
- 保険適用外のため、自費による診療となる
- 修理がしにくい
ノンクラスプ義歯

金属床とは違い、土台が弾力のある素材で作られ、金具が無くても安定する義歯です。見た目にも金具が無いので目立たちにくいのが特徴です。
メリット
- 金属を使用しておらず、金属アレルギーの心配がない
- 入れ歯を薄く作製でき、装着時の違和感が少ない
- 見た目が自然
| 料金 | 1~3歯 ¥110,000(税込) 4~7歯 ¥132,000(税込) 8~14歯 ¥165,000(税込) |
|---|---|
| 治療期間 | 1ヶ月~2ヶ月 |
| 治療回数 | 3~4回 |
ノンクラスプ義歯の注意点
- 保険適用外のため、自費による診療となる
- 調整がしにくい
- 修理がしにくい
- ひっかけている歯が短く見える可能性がある
コーヌス義歯
コーヌス義歯とは、歯にセメントで合着した内冠と、義歯と合体した外冠が精密に適合するよう作製された入れ歯です。内冠と外冠を重ね合わせると、摩擦の力によって入れ歯を固定します。同じ形の紙コップを重ね合わせると外れにくいのと同じ原理になります。
コーヌス義歯は、熟練した技術が必要なため、取り扱っている歯科医院が少ないのですが、取り外し式の入れ歯では現在最高の入れ歯といえます。インプラントに抵抗がある患者様には、審美性と機能性が高いコーヌス義歯は、もっともおすすめできる入れ歯です。
メリット
- 金属のバネ(クラスプ)がないので見た目が自然で美しい
- 内冠と外冠が精密に適合し、強固に固定されるので、自分の歯のように噛める
| 料金 | ¥110,000(税込)~¥165,000(税込) |
|---|---|
| 治療期間 | 3ヶ月~4ヶ月 |
| 治療回数 | 8~12回 |
コーヌス義歯の注意点
- 保険適用外のため、自費による診療となる
ブリッジ
ブリッジの比較表
| ブリッジ | ジルコニアブリッジ | 接着ブリッジ | |
|---|---|---|---|
| 強度 | ◯ | △ | ◯ |
| 歯を削る量 | × | △ | ◯ |
| 審美性 | △ | ◯ | ◯ |
| 耐久性 | △ | ◯ | ◯ |
| 保険・自費 | 保険のみ | 自費のみ | 保険・自費 |
ブリッジ(保険適用)

歯を失った部分の両隣の歯を削り、それを支えとして人工歯を装着させる方法です。
入れ歯とは違い、取り外しではなく固定式で金属バネがないので、入れ歯よりも装着時の異物感が少なく、見た目も自然です。その反面、両隣の健康な歯を削らなければならないのが欠点です。
※保険適用内で白い被せ物が出来るかは、歯の状態や位置によって異なります。
接着ブリッジ(保険適用)
接着ブリッジは健全歯質の削除を極力抑えたブリッジです。
ブリッジでは咬合力による剥離力が歯とブリッジの接着界面に大きく働くため、脱離に対する工夫と接着剤の性能が大きく作用します。
通常のブリッジでは歯の削除量が大きく、歯髄への影響が懸念されますが、この方法では歯の削除量が少ないためその影響は非常に少なくなります。
インプラント治療に抵抗があり、両隣の歯が神経の残っている歯で、歯をあまり削りたくない方にもおすすめです。
※患者様のお口の状態によって保険適用外になる場合があります。
接着ブリッジ(保険適用)の注意点
- 固定力が低いので外れることがある
- 患者様のお口の状態によって保険適用外になる場合がある
ジルコニアブリッジ ※保険適用外
「ジルコニア」というセラミックを使用したブリッジです。強度と耐久性と審美性を備えています。
メリット
- 透明性があり、天然歯と見分けがつかない自然さがある
- 時間が経っても変色しにくい
| 料金 | ¥121,000(税込)/1歯 |
|---|---|
| 治療期間 | 1ヶ月~3ヶ月 |
| 治療回数 | 4~8回 |
ジルコニアブリッジの注意点
- 保険適用外のため、自費による診療となる
インプラント
オーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーは、主に部分入れ歯に適用していますが、総入れ歯で作製することも可能です。少数のインプラントを埋入することで、入れ歯の安定につながったり、インプラントの埋入本数をなるべく少なくすることができます。
メリット
- 入れ歯の金具を目立たなくさせることができる
- さらに歯を失ったときに、インプラントを追加で埋入しなくてもいい可能性がある
| 料金 | ¥440,000(税込)~¥770,000(税込) |
|---|---|
| 治療期間 | 6ヶ月~8ヶ月 |
| 治療回数 | 12~15回 |
インプラントオーバーデンチャーの注意点
- 保険適用外のため、自費による診療となる
- 部分入れ歯のため、ご自身での着脱が必要となる
- 上顎では適用しないことが多い(特に下顎に有効的なため)


